デブが理由で大失態を犯した刑事4人組のダイエット計画…はたして彼らは痩せられるのか⁉︎そんなことどうでも良くなるぐらいこの4人が愛おしい！個性豊かなプルム、アオ、ヨイ、亀田誠治！コメディで振り切るかと思いきや伏線回収も丁寧で良き。
〈ポイント〉
・とにかく陽気や陰気なメタボたちがテンポ良く繰り広げる会話劇が面白い
・彼らと対照的に描かれる筋肉質な警部の言動も笑える(竹野内豊や大谷亮平っぽい)
・所々登場する要素やアイテムなど伏線が丁寧に回収されるのも良き
・Filmarksの平均点が信じられないぐらいの良作！
〈雑感〉
定例のAmazonプライムウォッチパーティー。今回はなかなか観ることのないタイ映画です。
パッケージからだいぶふざけたコメディということが想像できますが、ドラマもしっかりしていて笑いあり感動ありな良作でございました。
4人のメタボな主人公たちの誰に感情移入するか、お気に入りを探していくのも一つの手です。
個人的にはくたびれたマーク・ラファロみたいなヨイがお気に入り。
ちょっと皮肉めいた物言いやメンバーの中のムードメーカー的存在ですが、武術は一番センスがない。
そんなヨイが終盤いい活躍見せるシーンがあって、そこではちょっと感動してしまいました。
他のメンバーもみんな個性的で全員愛すべきキャラ。
リーダー格のカンは見た目が完全に亀田誠治だし、愛妻家のアオは影は一番薄いんだけど奥さんの作るご飯が大好きなところとか可愛くて憎めない。
くせ者はプルムなんですけど、4人の中で一番オタクっぽくて警官にも見えない変なやつなんですけど、随所の発言や行動が全部サイコパス。彼はある意味一番印象的なキャラかもしれません。
途中までダイエット計画主軸なので彼らが警察だということを忘れてしまうんですけど、それはそれで観る人を楽しませるような演出や構成になっていてとても面白いです。
気の合う仲間と数人でワイワイ言いながら鑑賞することをおすすめします。
〈キャスト〉
カン(サルン・シンスヴァパラ)
ヨイ(プラモート・パサン)
アオ(スファシャイ・スプレサート)
プルム(ソムヨス・マチュレス)
ジェット警部(スパウィット・ネプレムワッタナ)
ミーン(ナッチャリー・ホラウェクン)
ケム(ダン・チューポン)
ムエタイトレーナー(ジャージャー・ヤーニン)
※2022年自宅鑑賞47本目
