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ボブ・マーリー:ONE LOVEのEDDIEのレビュー・感想・評価

ボブ・マーリー:ONE LOVE(2024年製作の映画)
3.3
誰もが知るレゲエの伝説ボブ・マーリー。
“スマイル・ジャマイカ・コンサート”前後の出来事を軸に彼の自由と平和への渇望を映像化。ぶっちゃけボブ初心者としてはこの上なく物足りない。ゆっくり単調に進む物語に感情移入の隙がなかった。

エクソダス完成の瞬間など、見所はありつつも、全体的に話に入り込めなかったのはボブの心情がイマイチ読み取りづらかったからでしょうか。
彼は世界的大スターでしたが、そこに傲ることなく自由に楽しく明るくって感じの過ごし方。

まぁエピソードを伝記映画とばかりにボブ・マーリーの生涯を映画化となれば膨大な時間が必要になるでしょうから、今作のようにすでに大スターになった状態からスタートするのは英断だったのかもしれません。
でも僕はボブ・マーリーをほとんど知りません。聴いたら知ってる曲がいくつかある程度で、ただ楽曲と曲名が一致しないし、彼の半生もほぼ知りません。
36歳と若くして亡くなったことすら、伝説のレゲエミュージシャンとして有名ってぐらいの知識だったので、前提が抜け落ちているような感覚です。

つまり、ボブ・マーリーは当然知ってるって人にとってはかなり楽しめる作風になっていると感じつつも、自分は全然入り込む余地がなくて結局あんまり彼の功績みたいなものがわかりませんでした。まぁ僕の理解力不足と言われればそれまでですが…。

〈キャスト〉
ボブ・マーリー(キングズリー・ベン=アディル)
リタ・マーリー(ラシャーナ・リンチ)
クリス・ブラックウェル(ジェームズ・ノートン)
タイロン・ダウニー(トシン・コール)
シンディ・ブレイクスピア(ウミ・マイヤーズ)
ドン・テイラー(アンソニー・ウェルシュ)
アストン・バレット(アストン・バレット・Jr.)
ジュディ・モワット(アンナ=シェア・ブレイク)
マーシャ・グリフィス(ナオミ・コーワン)

※2024年新作映画64本目
※2024年劇場鑑賞61本目
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