ろく

総長を護れのろくのレビュー・感想・評価

総長を護れ(2010年製作の映画)
2.6
シュキナベイビナァ③

後期高齢者内田裕也。

まあ中身はvシネ思ったこと言ってしまう作品なんでポンコツです。もうこれ以上ないくらいポンコツです。でもわれらがユーヤが出ているんですから観ないでかですよ。

主役は「ほんとに怖い」白竜。じゃあユーヤは?ヤクザの親分にして関西殺し屋集団に狙われる役どころです。全身和服、なぜか首にはマフラー、サングラスに白髪……こんなヤクザいるかーい!そのままユーヤですよ。もうユーヤがユーヤをやっているだけ。

そしてお年だからかかほとんど動きません。たまにセリフ言うだけのお役所仕事。名セリフ「すごーいすごーい」。それでいいんですよ。後期高齢者はあまり動いてはいけません。

そして孫の女の子とはしゃぐユーヤ。「どうしたの?ふらぺちーの?©ヒューマン中村」と好好爺ぶりを見せつけます。ユーヤ、子供と遊んだらおしまいだぞ。ロックンロールはどこに行った?

後半は疲れたのでしょう。ユーヤはほとんどでてきません。狙われているはずなのに。白竜と若者のオンパレードヤクザ賛美映画に成り果てます。この時点でこの映画に見る価値はないです。でも仕方ないから惰性で観ます。

最後は敵がみんな倒されてジ・エンドです。そうなるだろうなと予測はしていましたが予測を裏切ることは微塵もありませんでした。予定調和の作品が予定調和に消費される優しい世界です。

最後のシーンでもユーヤは出てきませんでした。どこに行ってしまったのでしょう。まさかもうギャラ分は出たから撤退してしまったのでしょうか。いいんです。ユーヤはそこをこだわらないんです。引き際をわきまえている、それこそロックン・ロールなんですよ。

※関係ないけど後期高齢者の内田がAKB指原とデゥエットするこの曲はほんとクールで(ウソ)ロックンロールです(ウソ)。なぜこの曲を主題歌にして映画にしないんでしょうか。そう思わずにはいられません。
https://www.youtube.com/watch?v=mleaGWlOV5A
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