ビートルズ・ファンにはたまらない映画です。
夢のようなパラレル・ワールド、、、もしビートルズが存在していなかったら、、、
ビートルズが存在しない世界で、全く売れないミュージシャンがビートルズの曲を歌ってスターになってしまうという物語ですが、、、
予告編を以前から何度も観ていたので、なんとなく物語りの内容は知っていました。
でも想像を超えて素敵な、爽やかな作品でした。
主人公、ジャックが「YESTERDAY」をギターを弾いて歌ったら、みんな唖然、、茫然、、うっとり、、、
いつ作ったの???
誰もビートルズの名曲を知らない。 嘘だろう?!
ポール・マッカートニーの曲だよ、ビートルズ、、、、何それ? ビートル、、昆虫? 車?
エド・シーランが本人役で登場し、エドに「キミの曲は素晴らしい」前座としてモスクワ公演へ同行してほしいと誘われる。
モスクワでジャックはバック・イン・ザ・USSRを歌って大盛況!
この映画出来すぎ!
その後ビートルズの曲を次々と発表していくのですが、、、、
ビートルズの楽曲を自分の作った曲として発表し続けていいのかと詐欺師になった気分になり、、、
ある日、「ビートルズのいない世界はたまらなく退屈」という二人がジャックのところへ訪れます。
この二人はビートルズを知っていたのだ~~~
何かを伝えたかったのか紙きれを渡し、、、
驚きの出会いが待っていました。
ビートルズが存在していない世界のジョン(ジョン・レノン)に会いにいくことになります。
78歳のジョンです。
ジョンに聞きます。「幸せだった?」
「幸せになる秘訣を知りたいか。愛する女に愛を伝え、ウソをつかずに生きることだ」
そしてジョンに教えられジャックは決心するのです。
ジャックが売れない頃の元マネージャーであり、恋人エリー役のリリー・ジェームズがとてもいい演技をしています。
最高に素敵です。 彼女の笑顔、表情、、、特にレコーディングでジャックと手拍子をしながら
I WANT TO HOLD YOUR HAND を楽しそうにデュエットする表情、姿はキュートすぎて
ジャックが羨ましく思うほど、、、マネージャーとしても恋人としても女性としても。
エリーはジャックのことを誰よりも応援していたのに、スターとしてブレークしだすと、
あなたとは住む世界が違うからとマネージャーとしても恋人としても身を引くのです、、、なんと健気な
煮え切らない、鈍感な売れないミュージシャン、ジャックと幼馴染でマネージャーとして彼を支え続けてきた健気な女性エリーの
やきもきするようなじれったい恋愛もからみ、、、最高に幸せな気分になれるハッピーエンド!
良い映画には良い音楽が、、ビートルズの偉大さもあらためて感じる映画です