このレビューはネタバレを含みます
2024年劇場:18本目
2024年:67本目
202405:04本目
・シナリオ:☆☆☆☆★
・演出: :☆☆☆☆★
・雰囲気: :☆☆☆☆★
・個人的好み: :☆☆☆☆★
手のつけられない子供、システムクラッシャー。
どこに行っても暴れ回る少女。母親の元へ帰りたいという一心で行動するも、暴力衝動は抑えられない。子供故の無邪気さや残酷さを併せ持つ主人公の危うさ。
少女に対するケアを施すも、根本的な解決には至らない。
少しポップな雰囲気のある作品ですが、問題の根深さは残る。なかなか辛いテーマを扱った作品でした。
実の母親も主人公に対する接し方がわからない、しかし愛はあるので別れを自分から告げることもできないといった悲しい結末。
「私、オルガ・ヘプナロヴァー」といい、なかなか重い作品をシアター・イメージフォーラムは扱うなと。