アルルカンベア

DUNE/デューン 砂の惑星のアルルカンベアのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
4.0
✴️"陰翳礼賛"シネマの面目躍如‼️
派手で華々しい画像はないけど
荘厳な光、陰、砂漠、宙…
洗練された格調高い芸術映像の
洪水に呑み込まれる愉悦の極み😭
(*´꒳`*)

コレだけ"砂漠"の
神秘的な荒涼感、寂寞感を
魅力的に見せる作品は
"アラビアのロレンス"
以来ではないでしょうか

実際にヨルダンの
ワディラニ砂漠で
ロケ撮影されたそーです
 
オーニソプター(トンボ型ヘリ)、
サンドワーム(巨大砂蟲)などの
ガジェットやクリーチャーの
デザイン造形も中2病男子には
ココロ刺さるし‼️

巨大な空間やストラクチャーに
人間を小さく写し
登場人物と観客を揺さ振りをかけ
混乱の渦に飲み込む勢い

今作はそこがグイグイに
強調されていましたね
映像の圧迫感がスゲーわ
(о´∀`о)

やはりスクリーンに
カジりつきながら
観るべき作品ですね😝

✴️ 1965年発表の
SF小説史に残る
金字塔的名作✨
"DUNE 砂の惑星"🌕

…この名称を耳にして、
ワクワクを禁じえない
SF映画ファンは
星の数ほど存在する
でしょう

"スターウォーズ"、
"エイリアン"や
"風の谷のナウシカ"にも
創作に影響を与えた
伝説的小説作品

あのトンデモ鬼才
A.ホドロフスキー監督が
ダン.オバノンを振り回して
制作に奔走するも
雲霧散消的な失敗に…😅

その後もイザコザが
ありながらも
デヴィッド.リンチ版
"DUNE"は
興行的.批評的にも
イマイチで…😓

様々な意味で映画史に
刻まれた特別なる作品を
今アブラが乗りにのってる
D.ヴィルヌーブ監督が
どう料理するのか⁉️

✴️ 中世の封建制もスパイス要素として
滲み出てる超未来の世界観…
宗教的な精神世界から
イスラム教☪️やアラブ文化の
インスピレーションや
アジア的要素の組み入れも
垣間見えますね

✴️アレ?こんなトコロに
和風スパイスが?
→ストーリー序盤にポールが母親と
食事をとる居室に"盆栽"あり
→レト公の側近が小さい"和傘"を
差して案内する場面

✴️劇伴の楽曲や音響は"ハンス.ジマー"が担当
荘厳で得体の知れない力強さを
宿した楽曲群🎶に仕上がっていて
ヴィルヌーヴ監督の圧巻の映像を
格調高いものへと押し上げる⤴️

たびたび響き渡る重低音アプローチが
“ハンス・ジマーらしい”

不規則なリズムを挿入し、
さらにコーラスも交えることで
“不穏”な空気感を創出

アラキス=砂の惑星に対する
土俗的な未知の脅威や死のイメージ
或いはアラキスを舞台に展開する
アトレイデス家とハルコンネン家の
争いがもたらす悲劇を効果的に
想起させる巧みさ

✳️ストーリーテンポの緩慢さ
実は後編に続きます…的な
未消化感の残り具合とか…
ナンかビミョーなところも
あるかな…😅

興行的に上手く行かないと
後編が作れないかも…
頼むよ〜〜😂

✴️専門用語、固有名称が
乱発されますから
事前にYouTubeやWEBで
情報を仕入れてからの
鑑賞がオススメですわ

✴️早稲田松竹
1,300円で
2作品鑑賞