ヴェネツィア国際映画祭の生誕70年を記念した70人の監督による短編集。Filmarksで監督作品全制覇を試みる人間としては、この短篇集とか言うのが最大の敵になってくる。ということで、今回はほぼ全員分観たので監督名順に並べていこう。一番良かったのはモンテ・ヘルマンとブノワ・ジャコー。次点でサミュエル・マオズ、フランコ・ピアヴォリ、クシシュトフ・ザヌーシ、アティナ・ラシェル・ツァンガリ。ザヌーシのせいで『太陽の年』観たくなったので観てしまった。
★Hala Abdallah
おじさんのシールが貼ってある車の窓から見えるシリアの街並み。
★カリン・アイヌー
湖の中で何かを探す男。
★ジョン・アコムフラー
モノクロNYのポートレート。
★ベルナルド・ベルトルッチ
自分の車椅子の足元を追う。
★カトリーヌ・ブレイヤ
映画とお金について語る監督の後ろから店員たちが居なくなる。
★Júlio Bressane
よく分からないフッテージ。結構没入感がある。
★ラマ・バーンスタイン
口を開けろ!と叫び続ける。ワースト。
★Antonio Capuano
謎のキューブを抱えた緑の髪の少年少女が地下鉄の駅を練り歩く。
★Peter Ho-Sun Chan
巨匠たちの生没年を画像とともに並べただけで、私でも出来る。
★イザベル・コイシェ
家族ビデオに重ねられる監督のナレーション。
★アミエイ・コーティン=ウィルソン
ハーモニカを吹くおじさん。
★ヤン・スヴィトコヴィッチ
子供時代を窓の外から眺める。
★クレール・ドゥニ
カメラに巻いてある布しか見えない。前衛的すぎかよ。
★ラヴ・ディアス
おじいさんが道を通る長回し。
★Amit Dutta
鑑賞できず。
★アトム・エゴヤン
アントン・コービンの展示に行ったときの映像をスマホ越しに。知るかって感じ。
★アレクセイ・フェドルチェンコ
目を閉じた状態で音を聞いて表情を撮る。なんかの実験みたい。
★Davide Ferrario
チャップリンを野外上映で観る人々。
★Frédéric Fonteyne
鑑賞できず。
★ジェームズ・フランコ
コッポラのインタビューから暴力的な映像のコラージュ。終わり方がダサい。
★Lluís Galter
浜辺で環境を破壊するショベルカーを指差す子どもたちのスローモーション。
★ハイレ・ゲリマ
監督のアフリカ映画に対する思い。監督作『三千年の収穫』も引用。
★アレクセイ・ゲルマン・ジュニア
荒野に集まった青年たちに訓示を垂れるおっさん。
★アモス・ギタイ
1分半ですら伝わるつまらなさ。ここまでくると笑えてくる。モノローグ大好きかよ。
★モンテ・ヘルマン
モノクロ映画が徐々に色を得てくる映画史回顧。これは素晴らしい。ベスト。
★ホン・サンス
タバコミニケーション。
★ブノワ・ジャコー
女優が可愛すぎる。この人に睨まれ続けたい。ベスト。
★ジャ・ジャンクー
古い中国映画観てキスするカップル。あの映画やっぱり『神女』だよね。
★セミフ・カプランオール
暗すぎてよく見えないが、多分木だと思う。もう少し明るくても良いんじゃないか。
★シェーカル・カプール
音楽が調子はずれ過ぎて笑った。
★アッバス・キアロスタミ
水をまくおっさんを撮影する子供。
★キム・ギドク
老母に美味しそうな料理を作ってもらう。正直そんなに美味しくはなさそう。
★マルレン・フツイエフ
サイレント映画に時代を超えさせ、映画史を再現する。
★ヨルゴス・ランティモス
少女の決闘 ラストが面白い。
★パブロ・ラライン
セーリングをするお兄さん。
★トビアス・リンホルム
戦場のトラックが戦闘に巻き込まれる瞬間。
★グイド・ロンバルディ
ロマンス映画のラストシーンでそのままキスし続ける。
★Jazmín López
唐突に始まるレズビアン関係。
★ミルチョ・マンチェフスキ
強烈。中国で轢かれた青年の動画を観ながら、隣に棄ててあった赤ちゃんは素通りする。
★サミュエル・マオズ
アホっぽい『第三の男』のパクリ。最高。
★ピエトロ・マルチェッロ
映画史回顧。フツイエフとヘルマンの方が明らかに上手い。
★フランコ・マレスコ
ヴェネツィア映画祭のアイコンである獅子を食べるおじさん。だから何やねん。
★Heeraz Marfatia
鑑賞できず。
★ブリランテ・メンドーサ
貧民街で映画を撮る本人。
★Salvatore Mereu
山岳地帯でヤギを飼う青年。
★Celina Murga
映画館で映画を観る子どもたちの表情。
★アミール・ナデリ
砂嵐→魚の死骸→日本のフィルムセンター。
★Shirin Neshat
オデッサの階段をコマ落とし&逆再生。
★エルマンノ・オルミ
フィルム技師のお仕事。
★ニコラス・ペレダ
カップルの駄弁り。
★フランコ・ピアヴォリ
山火事→子供の顔のモンタージュ。最高。
★Giuseppe Piccioni
パーティで女性がカメラと共にスライディング。なかなか良い。
★Michele Placido
"映画の未来ねぇ…"と言って監督がよく分からん骸骨見せてくる。
★エドガー・ライツ
イメージの氾濫にカフカで挑む。
★ジョアン・ペドロ・ロドリゲス
溝口健二とパオロ・ローシャの墓参り。
★ウォルター・サレス
コンクラーベの時のバチカン。
★ポール・シュレイダー
体の周りにGoPro括り付けた監督が喋り倒す。リアクション芸人みたい。
★ウルリヒ・ザイドル
三人の黒人が"問題ない"と言い続ける。
★Luca Severi
鑑賞できず。
★園子温
女子高生に囲まれて楽しそうでなにより。
★トッド・ソロンズ
中国語で俳優とかの名前をGoogleに読んでもらう。再生回数の低いYouTuberみたい。皆60~90秒なのに、コイツだけ180秒も使ってる。
★ジャン=マリー・ストローブ
一枚の画像と全部字幕処理。やる気あんのか。
★Tusi Tamasese
瞑想してるおばちゃんに何かを差し出すおっさん。
★Tariq Teguia
揺れるカーテンと編集する監督。
★Pablo Trapero
ちょうどドリス・デイの"ケ・セラ・セラ"流れて泣く。
★アティナ・ラシェル・ツァンガリ
海岸に置かれた映写機が会話する。天才的。
★塚本晋也
可愛らしい寸劇。子供同士の遊びにしてはクオリティの高さ。
★テレーザ・ヴィラヴェルデ
ピンぼけ映像のコマ送り。
★ワン・ビン
農業労働者の食事風景。ワン・ビンっぽい。知らんけど。
★アピチャッポン・ウィーラセタクン
フロントガラスに当たる雨。
★Andrew Wonder
鑑賞できず。
★ヨンファン
高画質な京劇。
★クシシュトフ・ザヌーシ
ゴミ回収→フィルム回収→『太陽の年』のラスト。自分の作品引用うますぎかよ。観たくなった。