うん

ジョジョ・ラビットのうんのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
4.6
この一本のに母親への愛、恋の想い、そして少年の成長がグッーと詰まっています!序盤は戦争に憧れる少年とおどけるヒトラーのコメディが単純に面白いのですが、家に人がいると判明してからも面白い。最初は突っ張っていたジョジョも根は優しく素直なので、交流を重ねることで段々と打ち解けていきます。ヒトラーから屋根裏の少女へのシフト。この秘密の関係性がたまらない。微笑ましい絡みが続く中、突然訪れる家宅捜索はすごく緊張感があり、肩の力が入ります。ここら辺のコメディとシリアスの緩急もすごく上手だなぁと思います。
また、息子と母の絡みが好きすぎます...!楽しいお母さんとの些細な思い出がもうグッとくる。きっとジョジョは母親とのこのときの思い出を忘れることはないでしょう!
終盤、戦争によって地元が壊されていく様子をジョジョは無力の中に眺めます。破壊される建物、銃弾に倒れる兵士...。自分がかつて信じていたものが決定的に崩れていきます。そんなとき10歳の少年は何を感じてどう行動するのか...。ジョジョ少年の成長がすごくすごく心に残りました
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