とにかく斬新過ぎるコマ撮りアニメーションがずっと続いてまさに未知の映像体験に浸りっぱなしの70分弱でした。
この映像体験の芸術性に刺さるかどうかで映画としての面白さは変わってくる作品であることは間違いありません。
私は疲れてしまいました...。
少し前にエマ・ワトソンが主演の「コロニア」を観た影響もあってこの映画の土台となるコロニア・ディグニダの歴史背景は軽く調べていましたので奥深い見方ができた方だと思います。この背景を知らないままこの映画を観たら日本人は前衛アートの美術館体験みたいな感じでスルーしてしまうのではないでしょうか。
逆にアート作品としてだけでも十分過ぎるほど楽しめる創造性とインパクトがあるのでまずは冒頭だけでも観てみて欲しい作品だと思いました。