王冠と霜月いつか

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者の王冠と霜月いつかのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

酷評動画ばかりがアップされているが、個人的にはそんなに悪いとは思わない。

自分がクローン人間であることを消化できないでいるメイジーが、親代わりとして接してくれている、クレアとオーウェンにも素直になれない、しかし、残された映像から母親を知ることで科学者シャーロットが、クローン人間として自分を作ったのではなく、一人の女性として母親として子供を欲して「生んだ」のが自分という事を理解してアイデンティティを確立できた(前作の設定は?)…自分の存在意義を確認して変わって行く心情…ドラマの部分が良かったし、それはラプトルの親子ブルーとベータに投影されて、親子の絆とは、親子の定義とはという鉄板プロットとして、ストーリーのメインとなるドラマであれば尚良かったのだろう。

パーク組のお三方も、カメオ出演的な感じでオールドファンへのサービスシーンのみであれば、メイジーのドラマ、オーウェンとクレアのドラマのツートップを軸に展開させて、クライマックスは、ギガノトサウルス、ティラノサウルスの対肉食大型恐竜との戦いをたっぷり見せて大団円、シリーズ完結となってより視聴者の満足度が上がり欠点を指摘されるのも少なくて済んだのかもしれないと思った。