さとし

風の向こうへのさとしのレビュー・感想・評価

風の向こうへ(2018年製作の映画)
3.5
これはオススメしておきます。
面白いプロジェクトが好きで変わった物を見たいという方は見るといいと思います。

落ち目の映画監督ジェイク ハナフォード(ジョン ヒューストン)は再起をかけて新しく完成した映画を自宅の試写室で披露するのですが・・・。

とはいえ、試写室で映画を見始めるまでに開始30分はかかります。ちょっとペース遅いのが特徴です。それから、今作は完成品というわけではなさそうです。所々シーンがなかったり場面がなかったりしてまだ映画の中の映画の方が未完成だということがわかります。それから、カラーの部分とモノクロの部分があって突然変わるのでそういうのがいやだという方にはオススメできません。

そして、今作には映画の中の映画とジェイク ハナフォードの話との2種類に分かれています。話のつかみを知るまでがだいぶ時間がかかりましたが、わかれば結構面白いと私は思いました。

ジョン ヒューストンといえば、「アフリカの女王」の監督というイメージですね。今作ではだいぶ歳をとったなという感じです。オールソン ウエルズといえば、「市民ケーン」であの頃が一番よかったなみたいな気持ちになる作品を作りこれは幻の遺作ネトフリの力を借りて公開したそうです。

なかなか面白かったです。
またこういう幻の遺作みたいな物について書いてみたいですね。
あっ!1番乗り。
さとし

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