ゆきえい

暗数殺人のゆきえいのレビュー・感想・評価

暗数殺人(2018年製作の映画)
3.5
勝手にタイトルだけで数学者の犯罪みたいな話かな、なんて安易に見始めてしまいましたが。

「暗数」とは「主に犯罪統計において、警察などの公的機関が認知している犯罪の件数と実社会で起きている件数との差を指す」-デジタル大辞林より-

まだ公になっていない7人の殺人を自白したテオに、お金をせびられながらも色んな詳細を教えてもらい、被害者のために地道な捜査をすると虚偽な情報が混ざっていたり、頑張って起訴しても証言を覆されたり。周りからもうやめな、と言われても被害者のために戦い続ける。
みたいな話。
全然数学者みたいな話ちゃう。。。

とにかくテオがほんと人をムカつかせる天才というか、変に頭もきれるし。その演技が超上手い。翻弄する刑事と同じイライラ具合で映画を楽しめます。

実話ベースな話。未解決なケースも残り、今も捜査してると。「暗数」というリアルな暗闇に映画を見終わったあと足元すくわれます。