大好きなママとはいつも一緒！情緒不安定で変なママでもママはママ！9歳の少女が聖なるフクロウから導かれながら成長していく姿に心打たれる。
そんなマチルドが大好きなママは、社会的にはなかなか受け入れられません。突飛な発言で周りも困っちゃう。
きっとずっと変人的扱いを受けてきたのでしょうね。学校の先生との3者面談ではわざわざ「あなたっていい人ね」って伝えに戻ってきたり、自宅が自分の居場所だと感じられず突然引越しを始めたりと不思議な思考回路を持っています。
それでもマチルドはママのことが大好きだから、懸命についていきます。もうね、このひたむきさが可愛くてね。
きっとこの作品が伝えたかったことってこういうことなんだと思うんですよ。本作では精神不安定なママが設定されているけど、世の中のお母さんたち！大丈夫！みんな苦労してるよね。だけど、子どもはちゃんとお母さんのこと大好きだから自信を持って！っていうね。
また、本作に出てくるフクロウ。彼は父親のようにマチルドを見守り、マチルドがピンチの時にはアドバイスを送ったり、マチルドを落ち着かせようと言葉を掛けたりします。フクロウがしゃべるっていうファンタジー的要素を含ませてますが、彼の思考ってのはきっとマチルド本人なんだろうなと。
ママが大変だし、正直突飛なことばかりで意味わからないけど、落ち着いて！フクロウに話しかける瞬間に少し冷静になってるんだと思います。
