DW

優しき罪人のDWのレビュー・感想・評価

優しき罪人(2018年製作の映画)
4.5
■俳優さんたちの演技に加えて、構図、さりげない色使い等が素晴らしく、近年韓国映画の佳作だと思います。

肝心な部分をあえて省略して、そこは観る人の判断に委ねるというテクを駆使しまくっているので、主人公たちの心情を読むのが難しく、一度観ただけではたちうちできない所もこの映画の魅力です。

大好きになってしまった人が自分のために/自分がいるせいで苦しんでいる、というヨンジュにとって残酷すぎる終盤。邦題の『優しき罪人』とは誰なのか、と深く考えさせられるものがありました。
DW

DW