catherine

いろとりどりの親子のcatherineのレビュー・感想・評価

いろとりどりの親子(2018年製作の映画)
4.8
様々な障がいを持った子供、セクシャルマイノリティ、犯罪を犯してしまった子供を持つ親達や子供たちの話。

自閉症のジャックがタイピングで初めて自分の思いを親に伝えられた時わたしも泣いてしまった。難しいだけで頑張っているんだって。
障がいを持つ人々を可哀想と思うのがきっとマジョリティなんだろう。彼らは彼らなりに人生を楽しもうとしている。楽しんでいる。それを勝手に可哀想と決めつけ、治療対象としようとする。
でもこれも選択だよね。自分の障がいが嫌な人だってきっといる。多種多様な考えを持って持つ人々がいる中できっと私たちが考え続けなければならないのは、話もしないでこうだと決めつけることを決してしてはいけないということ。幸せや人生や愛の形は本当に人それぞれでたくさんあるということ。正しいものなどないということ。

"愛"と"受容"を混同していたという言葉が印象に残ってる。受け入れられなかったから愛されていないと思ってた。きっと違う。そういうことじゃない。受け入れられないだけで愛しているんだろう。だからとても苦しいんだろうな。
catherine

catherine