真っ黒こげ太郎

ディール・ブレイクの真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

ディール・ブレイク(2014年製作の映画)
2.0
珍しいアイスランド産の刑事サスペンス物。
なんですが、あっちの方で大ヒットしたり、アカデミー賞を取ったりしたみたい。
…いいのか、そんな映画がトランスワールドアソシエイツから出されて。

肝心の内容は特殊部隊の試験に落ちた主人公が内務調査室(警察の不祥事を摘発する役職)となり、ギャングとつながりがある麻薬課のトップの汚職を暴こうとするお話。

…まぁそんな割とよくある話なんだが、ストーリーがどうにも分かりにくい。
登場人物の名前も分かりにくい上に(吹き替えもないので余計に分かりにくい、昔は素人臭い吹き替えを大量に入れてくれたのに…)、編集も何故か妙にタイトすぎて分かりにくくなってる。

特に人間関係周りの話が難しすぎて、序盤で描かれる主人公の人間関係や警察の横暴さなんかが全然分からん。この映画、アイスランドの人なら理解できるんだろうか?

作りはかなり真面目だし、アクションも足に地が付いたリアルな作りなんだが、余りに真面目過ぎて派手さがなく(BGMも妙に静かすぎ)、地味な印象に終わっている。

一応レビューを見るからに、話やテーマを理解すればそれなりに楽しめるのかもしれんが、俺にはよく分からない映画だった。
まあいつものトランスワールドアソシエイツと言ってしまえばそれまでだが。

もうこの際ネタバレでも構わんから、内容の解説が欲しい!
今作を理解できる方々がいたとしたら、是非とも解説してもらいたいものです。(偉そうに)

(追記)今作は2作目で、前作的な作品があるそうです、(日本には入ってきてないみたいですが。)しかしそれを観たとしても本作を理解できなさそうだから困る。