茶柱

この世界の(さらにいくつもの)片隅にの茶柱のレビュー・感想・評価

3.5
リンさん部分を追加されたことで、すずさんの人生がより山あり谷ありになったというか。
戦争と男女の愛憎の大波は1人の人生でいうと両方津波級に感情を狂わせるものなのかもなぁと感じた。
中盤以降のなにもよかったことなんてない!と怒りを爆発させる場面は、大きい流れに従うしかない理不尽さや自分を納得させるためにつく嘘で更に傷ついたり、戦争は絶対繰り返してはいけないと強く思った。
原子爆弾の被害がこのほんわかした絵柄でも生々しいし、この後の広島の方々のことを思うと苦しくなる。未来で同じことを繰り返さないためにも広く観られてほしい映画だと思った。
茶柱

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