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ザ・プレイス 運命の交差点のYSKのレビュー・感想・評価

3.0
『おとなの事情』で私の心を鷲掴みにしたパオロ・ジェノベーゼ監督作品
「ザ・プレイス」なるカフェの一角で訪れる人たちの願いを聞き、それを叶えるための手段を告げる男の物語

例えば「神をもっと近くに感じたい」シスターや、「もっと美人になりたい」はすっぱな女などが彼の元を訪れ、難題に聞こえなくもない手段を聞く、それらはいつしか依頼者通しがそうとは知らずに線で繋がっていきます
彼に相談に来る人たちにはそれぞれストーリーがありますがそれらは我々には見せられずただセリフで聞くだけですので、飽きる人は早々に飽きるでしょう

『おとなの事情』でもそうでしたが、こちらはより舞台作品向け
とりあえず私は飽きることはなかったですし、作中でカフェ店員がかけた曲が良かったので嫌いではありません

とはいえ、舞台がカフェである必要はないし、これが自宅だろうが占い師のように道端に机とノートだけ広げていようがそう影響はなさそうだったことは残念です
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