広島カップ

空母いぶきの広島カップのレビュー・感想・評価

空母いぶき(2019年製作の映画)
3.0
近代以降の日本の軍隊(敢えて)が外国と交戦する映画作品はほぼ第二次世界大戦中の話しか観て来なかったのに気付き、本作は実に新鮮に写りました。

台湾有事が2025年あるいは2026年にあるのでは?と一部で言われている現在の状況下で本作を観ると、法的軍事的整備と外交努力がまだまだ足りないと思わされます。とにかく本作の相手と違って敵は理屈抜きに侵略の意図を剥き出しにしていますから。

公式サイト上で久しぶりに見た本作宣伝コピーの三文字"超ド級"。そうだよなぁ日本映画で最近あまり見かけないよなぁ"超ド級エンターテイメント"なんて。でも確かに出演男優の顔ぶれを見るとよくコレだけ揃えたなぁという気がしますし、アクションシーンも海空共に良くできていて楽しめました。

でもエンタメ作品として先のような、映画館の外の現実に観客を引き戻してしまうような要素があるのは少し損してます。
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