chinechan

ラヤルの三千夜のchinechanのレビュー・感想・評価

ラヤルの三千夜(2015年製作の映画)
4.2
とてもよく出来た映画でした。一瞬たりとも飽きさせず、人間模様を上手く描いてます。

パレスチナ人教師のラヤルが、イスラエル刑務所に収監され、獄中出産する話。産むだけじゃなくて、檻の中で育ててます。。実話だというから、母の強さは世界共通なのだと改めて思います。

子を守るために抵抗するし、時には従順になることもある。なぜなら子供が1番大事だから。

どこかに属していること、待っている誰かがいることは、人を強くさせる。けれども、それが埋められない溝を生む原動力の一因であることも確かで。

収監された一人一人、有罪の人もいれば無罪の人もいて、1人ずつに人生がある。その内のたったひとつの話。
chinechan

chinechan