sugaret

ここは退屈迎えに来てのsugaretのネタバレレビュー・内容・結末

ここは退屈迎えに来て(2018年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

田舎から上京し、10年ほど暮らしてから田舎に戻った女性が、高校当時に好きだった男の子(椎名)に会いにいく物語。この主人公以外に椎名に関わる人間の視点で描かれてゆくことで、椎名のことがだんだんわかってくる。

ストーリーとしては、高校時代の青春のキラキラした感じとか、東京に憧れる田舎者とかそういうところを「女性」に注目してよく描いているとは思った。幸せってなんだっけ、とか学生時代の憧れって10年経っても色褪せないよね、とか東京行ったことない人って東京に幻想持ってるよね、とか。

ただ、低予算なのか?と思う程度に色々気になるところがあった。敢えてやっているのか、、?
・カメラがとてもひどい。カメラ定点の映像でも手持ちカメラのようで、手ブレがかなり酷くて酔ってしまう。
・時系列を入れ替えている都合上、この人は大人になった頃でいうとだれだろう、、?みたいなのを考えるのが結構大変だった。結果橋本愛の学生時代は橋本愛が演じていたのでわかりやすいのだが
・映像の間の持たせ方が非常にゆったりしている。これは敢えてかもだが、物語として人物に厚みを持たせるために展開をもっと描いても良いのではと思った。無駄にカサマシしてるように見えた。原作未読なのでわからないが、原作が短編だったようなので膨らませた?1時間で十分と思えた

本編とはあんまり関係ないがロケ地が富山であり、自分の出身地だったので「あっぷるぐりむ」とか「黒川仏具センター」とか懐かしいなと思ってみていた。
sugaret

sugaret