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それだけが、僕の世界のvenom9のレビュー・感想・評価

それだけが、僕の世界(2018年製作の映画)
3.8
イ・ビョンホン演じるジョハは、ドラマ「私たちのブルース」でのドンソクの原型のようなキャラクターですね。イ・ビョンホンはスーパースターで渋くて良い男なのに、わざわざ訳ありのアジョシを演じたがります。妙なダンスを披露したり、家族で出掛けた時におどけた表情をしてみたり、母親に強く当たったり。心にあいた穴を少しずつ埋めるようなビョンホンの芝居、涙が滲みます。
本作に登場する女性たち、皆素敵です。ジョハの母親はもちろん、大家のホストクラブ経営者とその娘、悲劇の元ピアニスト、ガユル(演:ハン・ジミン)とその母親、皆筋が通っていて、慈しみがあります。
サヴァン症候群の弟役のパク・ジョンミン、本当にピアノが上手に見えます。特訓はしたのでしょうけど撮影や編集で補っているように見えません。
キャッチャーマスク最高。
(2023年10月 PrimeVideoにて鑑賞)
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