るい

今日よりもっと!!/歩く女王のるいのレビュー・感想・評価

4.0
入りがアメリみたい
なんとなく見つけた、韓国映画。
先天性の乗り物酔い症候群であらゆる乗り物に乗れない主人公の女子高生、なぜそんな学校を選んだんだってツッコミたくなるが、毎日歩いて往復4時間もかかる学校に行く。
とにかく無気力でマイペースで可愛すぎる主人公マンボク、担任の先生は片道2時間もかけて、遅刻しながらも登校するマンボクの家庭は交通費も無いくらい貧しいのではと心配して一緒に付いてって家庭訪問に行くと。もちろんバスに乗れないので歩き。
ここまで観て自分が今まで観てきた韓国映画とは一味も二味も違うな。胸糞悪い終わり方したり、陰湿で暗い作風の作品ばっかり観てきたから、本当、ましな作風というか最初から最後まで観て良かったなって安心したのって、野球少女と82年生まれキム・ジヨンくらいじゃないかな(笑)、こんだけユルユルで可愛い韓国映画は本当初めて、意外に自分こういう映画大好物だから、ストライクですわ。
嫌味が全くない、明るい温かい家庭が出てくるのも初めて、本当韓国映画か?
んで勘違いと分かった先生は、やる気もなく何も出来ないマンボクの唯一の取り柄を見つける。それが歩くこと(笑)、先生は彼女の今後の為、競歩を勧める…陸上部の顧問インチキくせぇ🤣でもちゃんとしてた。競歩のルールって今まで知らなかったからちょっと勉強になったな。韓国の女子高生って帰りにトッポギ食べに行くんだ。
この辺辺りから、ジョンドンや鬼のスジ先輩、一目惚れしたチャラ男、ヒョギルなど個性的なキャラが出てきて面白かった。それでもマイペースを貫き通すマンボク、ある意味凄いわ。ウォーターボーイズなど矢口監督の青春コメディ作品とか好きな人はかなりおすすめ。そのマイペースさが原因でぶつかる壁や悩み、それを乗り越え、全力で頑張る成長したマンボクと意外にこう、うんうんって感移入しやすい展開とかもあったので本当最後まで飽きなかった。スジ先輩との絆も良かったし、挿入歌もBGMも独特で面白かったし、急に泣けてくるし
挑戦に終わりなし、先生の言葉最高。
るい

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