TAK44マグナム

2048:ノーウェア・トゥー・ランのTAK44マグナムのレビュー・感想・評価

3.5
安住の地はどこにもない。


「ブレードランナー2049」に合わせて製作された短編のうち、最後を飾る一本。
これもルーク・スコットが監督していますが、今度はアクションもあります。

逃走を続け、目立たぬように生活していたレプリカントが、あるアクシデントから再びブレードランナーに追われるようになる顛末を描く。

内容自体は、これはもう本当に、「ネクサスドーン」以上に本編のオープニングで使われてもおかしくないようなもので、これだけを抜き出してどうこうというものではないのですが、「ブレードランナー」と言えばコレ!という雑多で退廃的な街の様子が、やはり印象的でありますね。
「スターウォーズ」における酒場や、「マッドマックス3/サンダードーム」のバータータウンの様な、作品の世界観を決定づける大事な要素だと思います。

雰囲気を嗜みながら、本編を観る前の肩慣らしに丁度良いかもしれません。


YouTubeにて