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折れた槍のシネマのレビュー・感想・評価

折れた槍(1954年製作の映画)
3.5
アイルランド移民で一代で大牧場主になった父親と亡くなった前妻との間の3人の息子たち、後妻の先住民の妻とその妻が生んだ息子、家族の愛憎の西部劇

wikiによると
ジェローム・ワイドマンの小説“I'll Never Go Home Any More”(1941年発表)を原作とする『他人の家(1949年)』のリメイク

四男のジョーが州刑務所から3年ぶりに釈放されるところから始まる
馬で地元に帰り、兄弟に会うが渡されたお金を側のタンツボに投げ捨てる
兄たちとのやり取りからわだかまりがあるのがわかる
かつての実家を訪ねると見るかげも無く廃屋に
父親の肖像画を下から見上げて、それまでの過去を振り返る…

暴君だった父親が上の3人の息子から年老いて逆襲されるところがせつない…

土地の権利関係がわからなくて、どうして兄たちに持ち分が移っている?とか、槍の事、州刑務所に入っている時に葬儀だけ出席できたのかな?とか、時系列が混乱する部分があったりしたのが残念だったが、結構見応えがあった
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