名画に登場する舞台を再現しようという企画に挑む映画ファンの人々を映したドキュメンタリー。
その名画とは『続夕陽のガンマン』(1966)で、印象的なラストの舞台となった墓地をロケをしたその地に再現しようというのだ。
こうした事をしたいという映画ファンの意識は凄く良く分かる。
コレを観た後には「俺ならコノ作品のこの場面を再現したい」という気持ちになる人が多いに違いない。
実際に私もそうなったのだが、はて？なかなかソレが思い浮かばない。コレはどうした訳か？
もう今は無くなってしまっている映画の印象的な場所と言われても我がボケ頭の記憶の中からソレを掘り返すのは意外に難しいものだ。
実際にまだ存在していたりしているものばかり頭に浮かんで来てしまうし、またソレが撮影所みたいな撮影用の場所に建てられていて実際にある土地でなかったり、そもそもそれ自体何処に造られたのか分からないものが多いのも確かだ。
そんな事をビールを飲みながらツラツラと考えていた我が酔っぱらい頭に浮かんで来たのは『羅生門』(1950)のあの門です。
アンシンメトリーで滅びの美学を感じさせる堂々たる門を是非復活させてみたい。一体あの門は何処に造られたのだろうか。やっぱり何処かの撮影所かな？
皆様の私ならココ！というシーンがあったら教えて下さったら嬉しいです。
