Naoya

ナポリ、輝きの陰でのNaoyaのレビュー・感想・評価

ナポリ、輝きの陰で(2017年製作の映画)
2.2
治安の悪さで揺れるナポリ。ぬいぐるみの露天商で家族を養う男は、娘の歌の才能に希望を見出し、歌手として売り出そうと試みるヒューマンドラマ作。全体的にアップが多く、全体像は掴みにくいが、斬新さはある。ドキュメンタリーのような雰囲気で、全体的な物語の地味さがあるので、アップの多様さが悪くもあるのは残念。主体は歌の上手い娘だが、フューチャーしてるのは父親なのが良くも悪くも印象的ではある。実際の娘と父親の出演なのも味わい深い。結末は進むべき道を辿り、予定調和で斬新さはないが、相応しい終え方で納得できる。
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