りふぃ

魔法少女リリカルなのは Detonationのりふぃのレビュー・感想・評価

4.0
お話としては、まあ……結構笑えました。
(なのはの「ちょっと」はちょっとじゃないとか、攻撃魔法のSEがガンダムとか、体バラバラになってるのは攻殻機動隊やんとか、本当にいろいろ笑笑)

なので、ストーリーだけだと3くらい。
でも、4と高評価をつけました。
その理由としては、最後の3分?ほどで出てきたなのは語りに感動したから。

テレビシリーズを見てきた私は、前作(reflection)でフェイトがリンディさんを「母さん」って呼んだ瞬間に涙腺崩壊してましたが、今回も似たような感じで。

なのはは自分が傷つくことを厭わないし、
それに対して見返りも何も求めない主人公ですが、
それって自己愛が足りてないということで。
それを初めて自覚したシーンなのかなというのが最後のシーン。

自問自答を繰り返し、最後は「自分のことを好きにならなくていいよ」と結論づけます。
それと同時に「でも、自分のことを好きでいてくれる人たちがいることも忘れないで」と。
あああ、なのはあああ!!
幸せになってえええ!!!
私も好きだよ!!!!!!
いつも世界を守ってくれてありがとう()

なのはもフェイトと同じく疎外感や孤独を感じてきた子だから、
しんどいことはなんでも一人で耐え凌いじゃう子だし、
自己愛皆無な子なんだけど、
それでも、
周りからの愛情で少しずつ自分を好きになっていってくれたらいいなと切に願える物語でした。

宇宙空間で大爆発が起きた直後に、ユウノくんが「なのは」って言うのも特別感があって良かったな。

そういうわけで、テレビシリーズ観てきた人なら最後に感動できますが、
これ単体だけだと二流アニメなので、
そこのところを踏まえて鑑賞されると良いと思います。
りふぃ

りふぃ