記録的な大ヒット作だけあって、なるほど確かに面白かった。
前作は1989年のテレビ初放映で初見。当時トム・クルーズを初めて知ったのだけど、きっとこの一作だけで終わるんだろうなあ、なんて思っていて、見る目がなかった。同時期、「ビッグ」（1988年）のトム・ハンクスも同じように思った。二人の｢トム」、めちゃくちゃ出世したなぁ。
前作はCGのない時代で撃墜爆発シーンにどうしても作り物感があり、また同じ映像の使い回しが気になった。それでもやはりクライマックスのドッグファイト・シーンには興奮したものだ。
で、本作はCG全盛にも関わらず可能な限りCGを使わなかったそうで、なるほど飛行シーンは迫力満点だった。Gにより搭乗員の顔の肉が垂れ下がる様は絵面的には "間抜け顔" なんだけど、リアル感は増し増しだった。
前作ではドラマパートに興醒めしたので、本作もきっと似たようなものだろうなあと身構えていたけれど、それほどでもなかったのは良かった。まあ、歳をとってもトムはチート級の "モテ男" に変わりはないけど。
全体的には前作を思い出す既視感満載、テンプレ展開だけど、しっかりバージョンアップされていて引き込まれた。最後の脱出劇がM:Iや007活劇になっていたのにはちょっと笑ってしまった。
30年という年月の流れを感じずにはいられない。前作をリアルタイムで知っているので、当然ながら自分自身も歳をとったんだなあと黄昏る、、、
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「マーベリック」とは、英語で「maverick」と表記し「一匹狼」「異端者」「無所属」といった意味を持ち、さまざまな使われ方をする。
