ヘイヘイ

トップガン マーヴェリックのヘイヘイのレビュー・感想・評価

4.3
ハイ!これIMAX劇場案件!!
そして最近あまりみなくなってた感のあるU.S.A!U.S.A!ってワッショイできる作品です。そういうの好きなんですよね。ID4、アポロ13みたいなやつ、最後にみんなで作戦室で立ち上がってワァー!!ってなって終わるやつ。

というか「ドン•シンプソン/ジェリー•ブラッカイマー」って文字が出るだけで郷愁。(バッドボーイズ3以来だからそんな前でもないけど)

自分は、ザ•ロック、コン•エアー、バッドボーイズあたりドンピシャ世代なので、ジェリー•ブラッカイマー作品に流れるあの”木に雷落ちるクレジット”が出るだけでアガりますね。(同じような人がいたら、同意いただけたら嬉しいです🥹)


そして初っ端から、あのオープニングシーンが…

ハイ、もう5億点です。

正直前作観てなくても、所々で勝手に回想が入る親切設計作品なので、問題なくついてける作品ではありますが、当然観ていた方がアゲアゲなので、ぜひ観てください。(アマプラにあります。でも、日本語吹き替えがひどかったので、字幕推奨です))

台詞やカットも前作を観てればさらに楽しめます。前作で教官が話していた言葉を今回はマーヴェリックが話しているシーンでグッときました。

ということで、ここから先はちょっとだけ本編内容触れるので観た人用です!!

















本作も近年流行りの同窓会映画でしたね。
コロナ禍で何度も延期されてこのタイミングでしたが、これは配信じゃあ魅力伝わらないよなぁと。
本当に劇場公開&IMAX上映できてよかったです。戦闘シーンはIMAX版だけ上下20%位伸びるタイプでした。
音響も服がビリビリ震えます。


内容的には、新vs旧、擬似家族的な父子の関係が描かれてますが、自分は劇中を通して2人は言葉では伝え合っていない所がグッときました。最後に帰艦した後も、あえて何も話さず抱き合うとこよきです。
その後のエピローグでも、結局仲違いするようになった原因を話したかどうかはわからないです。でも、それでいいんですよ。そうやって説明しすぎる演出って結局野暮なんです。自分は、きっとルースターの母のために何も話さなかったんだろうなぁと思ってます。

あと、途中まで憎々しかった上官(ジョン•ハム)も、最後安心した表情で帰還兵を見下ろしてるシーンもよかったです。ここはフォードvsフェラーリのラストシーンとも重なりました。あれも芯がある男達を描いた”漢の作品”なので大好きです。

また、作戦の途中でそんなんありえないやろ!ってツッコミどころもぽろぽろありますが、そもそもトップガンってそんな真面目で高尚な作品でありませんので、別にそんなヒステリックにならなくてもよいかなと(いや、気にはなるけど)
まじめに湿っぽくもなりすぎず、トムのひょうきんっぽさもうまく出てました。

そして、トム•クルーズ(7/3で60歳!)はほんとに変わらないですね。
今回、チャーリー役のケニー•マクギリス出てきませんが、昔と違いすぎて出てたら誰やねんコイツってなるよなぁと。
36年前と変わらない方が異常なのかもしれませんが….

ちなみにこのコシンスキー監督ってマイルズ•テラーとタッグ組むこと多いですね。
オンリー•ザ•ブレイブもですし、次作のスパイダーヘッド(Netflix映画)も出演してます。
※オンリー•ザ•ブレイブもザ•男たちの映画!なのでこちらもおすすめです。自分は不覚にも物理的に泣いてしまいました。
  
さいごに、
初日のミッドナイト上映で終わったのが2時でしたが、自分は全く眠くならなかったです。前作、あの頃のハリウッド作品に思い入れがあるほど、惹かれる作品だなぁと。ザ•男たちの映画が好きな方におすすめです。


〈追記〉
劇中でアイスマンが闘病してましたが、演じてるヴァル•キルマーが実際にステージ4の咽頭がんを患っていて専用の装置がないと話せない状態なんですね。。
ネットの記事で初めて知りました。。
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