チエノスケ

桜桃の味のチエノスケのレビュー・感想・評価

桜桃の味(1997年製作の映画)
4.0
自分の自殺を手助けしてくれる相手を探す物語。

彼の作品はとてもリアル。作中俳優同士の会話で聞き取れないところを何度も聞き直したりだとか、すごい間だったり。セリフなのか、本当なのかわからなくなる。そんなリアルさから最後は作品に引っ張り込まれないでくださいねと現実に引き戻すという意味のラストだったのか?

最後まで自殺したい理由は最後までわからない。生と死を真っ直ぐに見つめ直すきっかけになるこの作品には無駄な情報だったのだろう。

シンプルだが、奥の深い作品だ。
チエノスケ

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