見応えありました。
女同士のバチバチなバトルでありながら高貴さは失わない映画の造りが秀逸でした。
音楽やコスチュームも一級品です。
レイチェルワイズの貫禄と気品に圧倒されました。迫力もあって俳優としてオーラが凄いです。
ダンスシーンが美しい。
エマ・ストーンも「ララランド」の役よりこちらの方が個人的に魅力的に感じました。
難役だったと思いますが見事に演じていたと思います。
動揺した時の瞳の揺らぎの演技など巧いし彼女の個性が光っていました。
映画としてはレイチェルの役の女性は冷徹ですが
女王に対して嘘は付かない、など筋は通っているし何より女王に対して愛情を感じるのに対して
エマの役の女性はただ周りや女王を利用して人生の転落から返り咲きたいだけでひたすら狡くて狡猾に感じました。
よって共感はできず応援していたのはレイチェルの役の女性の方。
ラストは切ないものがありました。
手紙が届かないという
古風で王道なすれ違いは
あるあるだなーと思いつつモヤモヤします。