たけp

女は二度決断するのたけpのレビュー・感想・評価

女は二度決断する(2017年製作の映画)
3.0
「手持ちカメラで撮影した」風の映像からスタート
こういう演出する映画はいくつかあるけど何の意味があるのかわからん
手持ちカメラで撮影した風なんだけど、そもそも登場人物の誰が撮影してる設定なんだよ
刑務所の内部まで撮影できるっておかしいだろ

変な演出してるしこの映画大丈夫か?と思ってたらすぐに爆破事件が起こってタイトルクレジット
このへんはすごくテンポいい

手首を切ったシーンの映像表現もいい
主人公カティヤ(ダイアン・クルーガー)の腹筋が割れてるのも映像に効果的だった
主人公に入ってるサムライのタトゥーもよかった
負けない力を表すために入れたみたいなこと言ってた

前半はテンポいいけど後半は単調
「プロミシング・ヤング・ウーマン 」の後半みたいにテンポよく盛り上げてほしかったけどハリウッド映画じゃないから無理か

本編が3章にわけられていてそのたびにテロップが入るんだけど字幕がないのは大きなマイナス
たとえば3章のタイトルは「das meer」
調べたらドイツ語で「海」という意味らしい
ラストは何度も海が映って来るんだからきちんと「3章 海」と字幕を入れるべき

センスのない日本語タイトルだなあと思うけど原題の「Aus dem Nichts」は「何もないところから」「無から」という意味でドイツ語がわかる人でもなぜこのタイトルなのかはっきりしないらしい
何もない状態=家族を失った状態から抜け出す意味だと解釈が一番納得




【ここからネタバレ感想】
後半はちょっと単調すぎかな
たとえばドイツ人夫婦に復讐(自爆テロ)するんだけど、実は二人とも本当に無罪だったと判明するとか
そういうオチがほしかった
たけp

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