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リバー・オブ・グラスのmimicotのレビュー・感想・評価

リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)
4.1
やっぱり聞きしに勝る傑作。
ケリー・ライカート監督のデビュー作品。これはジム・ジャームッシュとかハル・ハートリーが好きな人はきっと好き。

アメリカっぽいオフビートなユーモアが心地よくて。
全編に漂う脱力感が、もどかしいようで可笑しかった。

行きずりの男女が、退屈した日々から逃避行。
思春期みたいなアラサー主婦とニート男に思いがけないことが起こり...
「トゥルー・ロマンス」みたいなロードムービーを期待したけど、覇気のない二人だから.....ことごとく外してくる。

近距離くるくる🌀ロードムービー

足で煙草の受け渡しとか、怠惰過ぎて逆にカッコいい。じわじわくる可笑しみが散りばめられてる。

"恋愛対象"なのか"同じ穴のムジナ"か?ふたりの本心も気になるところ...

水色が美しく、印象に残って爽やか。類い稀なセンスを感じました。
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