TAK44マグナム

映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活のTAK44マグナムのレビュー・感想・評価

3.0
妖怪メダル、一瞬だけ集めてました!


一時期、空前の大ブームを巻き起こした「妖怪ウォッチ」。
ブームこそ鎮静化したとはいえ、ここ数年は定番のお子様向けコンテンツとして存在し続けていますね。
毎度、色々な仕掛けでお子様達のお財布・・・というか親世代のお財布の紐をどうにか弛めようとしておりますが、今回はいきなり天野ケータがジバニャンやコマさんとワイワイやっていた時代から30年後が舞台!
主人公もケータの娘に変わり、それまでの妖怪ウォッチは全て封印されているため、伝説と化していた全く別物の妖怪ウォッチを使って宇宙から襲い来る鬼王と戦うという内容になっています。
エンマやぬらりひょんはそのまま出てくるものの、ジバニャンやウィスパーは年月がたったからか容姿は変わっているし、どうやら新たなシリーズの始まりといった趣向でした。
ギャグを抑えたシリアスなバトルもので、人のダークサイドにつけこむ敵の設定は完全にスターウォーズ(苦笑)

お話は普通だし、それほど何か新鮮な試みがあるわけでもありませんけれど、今時のアニメらしくビジュアルは綺麗だし、見せ方も迫力はあります。
弁慶や五右衛門を憑依召喚するところなどは「お〜!」となりますね。何度も繰り返されると流石にクドいですが。

相互協力なのか、東映系の「ゲゲゲの鬼太郎」がゲスト出演しているのが最大のトピック。
猫娘やねずみ男もちゃんと登場しますよ。
一応、活躍はすると言えばするのですが、だったら最後まで付き合って戦えよ!と(苦笑)
戦闘には不参加なのが消化不良。
鬼太郎の声は野沢雅子さんでした。もうイメージで悟空にしか聞こえませんでしたが・・・

ジバニャンをはじめとする旧妖怪たちはギャグ担当と化して、肝心のバトルではクソの役にもたってないのが多いのが、現行の妖怪ウォッチファンとしては複雑に映るんじゃないでしょうかね。


個人的な妖怪ウォッチとの思い出としては、最初期、まだアニメの放映が始まる前に玩具は発売されていましてね。
たまたまヨドバシに行ったら「DX妖怪ウォッチ&妖怪大辞典セット」が山積みになっていたんです。レベルファイブだし、これは絶対にくるはずと踏んで、とりあえず1セット購入して、妖怪メダルのガチャを回せるだけ回したんですよ。
そうしたら案の定、アニメが始まった途端に大ブレークして、ヤフオクではメダルの争奪戦が開始されたわけです。
「仮面ライダーオーズ」のオーメダルもすごいブームだったんですが、つまりは需要に供給が追いつかない半年間ほどがピークでしたので、たぶんおなじ道を辿るだろうと、半年の間、悪名高き転売ヤーと化しておりました(汗)
とは言っても大した量を売り買いしたわけではないんですけどね。
当時は、たまにフリマにも参戦していたのですが妖怪ウォッチだけはとにかく人気ありましてね、メダルやメダルつきの雑誌とか飛ぶようにハケましたなぁ。
最初に買ったDXセットは5倍ぐらいの値段がつきました(汗)

おかげさまでAV機器やブルーレイソフトの購入資金ができたので、妖怪ウォッチさまさまでした。
ありがとう、妖怪ウォッチ!
その節はお世話になりました。


劇場(TOHOシネマズ海老名)にて