最高でした、元々ギレルモ監督のダークな作風がとても好きなので是非とも劇場で見たいと思っていたのに機会を逃してからというものの見るのをずっと先延ばしにしていた映画
とてもとても素晴らしかった、そして美しかった、途中何度も胸が苦しくなりました
障がいを持った主人公と半魚人のラブストーリー
黒人の友人・同性愛者の画家・レイシストのボス…マイノリティとマジョリティ、社会問題と愛の形を描いた映画です
まず冒頭の卵を茹でながらお風呂でオナニーするシーン、もうこの段階で素晴らしい映画であることに確信を持ちました笑
手話のファック・ユーとかも最高でしかないよね！！！！！？！！？
「ギレルモ感」をヒシヒシと感じてしまう半魚人の素晴らしきフォルム、初見こそ衝撃的ですが観ているうちに段々可愛らしく思えてきます
音楽が好きな主人公のイライザ、タップダンスのシーンやミュージカルのカットなど、この辺りは何だかダンサーインザダークを彷彿とさせました
彼女が手話で熱弁するシーンは感情が目に見えるようで、観ているこちらが息苦しくなってくるような凄みがあったなあ
R-15とされていますがグロテスクさに関してはそれほどでもないです(猫好きとしては辛いシーンもありましたが)
きっとこの映画を見てもよくわからない、何も感じないという人や、中には気持ち悪いと思う人も居るのだろうけど、ただ、私はとても美しい映画だと思いました
素晴らしかった！
