Nana

シンデレラのNanaのレビュー・感想・評価

シンデレラ(1997年製作の映画)
3.3
シンデレラはアニメや実写版もいろいろありますが、これはテレビ用に作られた実写版テレビ映画。
テレビ番組にこれだけお金をかけると言うのも、アメリカらしい。

実は、ディズニープラスで見られるようになって、すぐに見てみたんですが…音楽が気持ち悪くて、途中で止めてしまいました。
音楽は詳しくない、というか音符読めないから説明が難しいけど、ピアノの黒い鍵盤のとこを多く使った、なんとも違和感のある楽曲が使われています。

しかし、ホイットニーヒューストンが歌っている作品だからと、我慢して再チャレンジしたら、気持ち悪くて耐えられない曲は、最初にシンデレラと王子が歌う歌だけでした💦
なんであんな曲を使ったんだろう💢
シンデレラがいるべき場所にいないことを、不安を煽る旋律で表現したなら、まあ成功かな。

最近、リトルマーメイドが多様性を強調して作られたと話題になったけど、既にその片鱗があります。
シンデレラはアフリカ系、王子はアジア系、王様はタイタニックの船を作った人?(白人)王妃様はウーピーゴールドバーグで、ちょこっと歌っています。
この頃からアメリカはそういうムーブメントがあったのでしょうか?

舞踏会に行けないと嘆くシンデレラに、フェアリーマザーが語るメッセージが印象的でした。

あなたの中にある歌を見つけたら、あなたは外に出られる。
多くの人は望むばかりで動かない、それが間違い。

だから、キモの魔法も最低限なのがユニークでした。
でも舞踏会のダンスは、アニメ並みに軽やかでプリンセスらしかったです。
あと10年?20年?早く作って、ホイットニーヒューストンをシンデレラにして欲しかった。
Nana

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