Nana

キング・コングのNanaのレビュー・感想・評価

キング・コング(1933年製作の映画)
3.4
元祖のキングコング。ストップモーションと実写の組み合わせで、さすがに作り物感はあるけど90年以上前にこんな映画を作ったことにリスペクト。
しっぽがクネクネするとことか、人間のアップにコングの大きな手が来るとことか、なかなかリアル。

コングは漫画みたいな顔だし、人を次々口に運んでるし(食べるのか?)新しいコングに比べると野獣感が強い。

コングが恋する?美女はコングにドレスを脱がされたり、足をバタバタしたり、当時としてはセックスアピールがすごい。

コングは飛行機に殺されたのではない。美女に殺されたのだ。
という名セリフは色香に迷った男の哀れさを強調していた。

謎の巨大生物がいる南の島に行ったエンタメ業界の人がコングを連れて帰り、ニューヨークで見世物にする話。
どうやってコングをニューヨークまで運んだのか、どうやって誰にも見られないようにブロードウェイの劇場に入れたのかは省略されてる笑

南の島の住人がいかにも、で腰蓑に顔に白いペインティング、アフロで、たくさんのアフリカ系エキストラを使ったんだなと思った。

草食のはずのブラキオサウルスに人間が食べられたり、Tレックスを倒したコングがアゴをパカーンと外したり、笑えるシーンも。
エンパイアステートビルを登るコングを見ると、そんなにでかくもないのかと思ったり、サイズ感がよく分からないが、これを見た90年前の人はびっくりしただろうな。
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