オリオン

屋敷女のオリオンのレビュー・感想・評価

屋敷女(2007年製作の映画)
3.8
これが噂の『屋敷女』か❗

なんとも胸クソな女が、出産目前のヒロインを無慈悲に襲うという単純明快なストーリーながら、胸クソ女の正体と目的がわからないまま進んでいき、広大な屋敷が舞台とはいえ、限られた空間の中で追い込まれ、絶望的な展開に引き込まれ息を呑む作りがお見事な作品でした。

で、この胸クソ女がヒロインを、何故にここまで執拗に襲うのかは終盤に判明するのですが、そこからは正直ちょっと胸クソ女に同情してしまいましたねぇ🥺
いや、やってることは鬼畜の所業なんだけど、胸クソ女の気持ちはわからないでもないですから。

今回ボカシの入ってるVer.でしたが、これはこれで却って想像力がグロさを高めてくれたような気がします🫣

大変面白く満足度は高い作品でしたが、無能過ぎる警察とか、そこはそうじゃないでしょシーンなんかが、絶妙に鑑賞中の感情や思考を邪魔してくるのが惜しかったです。
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