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わたしは潘金蓮じゃない
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『わたしは潘金蓮じゃない』に投稿された感想・評価

CHEBUNBUN

CHEBUNBUNの感想・評価

4.7
【ファン・ビンビン主演の丸画面映画】
日本でも翻訳されたリュウ・チェンユンの同盟小説の映画化。夫婦で一つしか土地が所有できない法律を掻い潜るため離婚したリー・シュエリエン。しかし、夫は別の女と再婚してしまう。話が違うじゃないかと抗議するも、「
偽装離婚」であることは闇に葬り去られようとしてしまう。では、正式に離婚しようと役所に行くが、既に離婚している事実があるので話がこじれる。彼女は諦めなかった。それがやがて国家レベルの大ごとへと発展していく。

本作はファン・ビンビン主演の比較的お金のかかった作品であるが、驚いたことに映画の大半を丸画面で描いている。丸画面映画といえば2014年の『Lucifer』が有名だが、中国でも実践されていた。

映画がフィルム時代になり、画面サイズを自由に扱うことができるようになった。それにより画郭の変化による表現の幅が広がった。グザヴィエ・ドランの『Mommy/マミー』では正方形の画郭を横に広げることで開放感を与えていた。本作はその表現を深化させているといえる。

序盤は丸画面で薄暗いショットを作っていく。しかし、彼女が抗議のために北京へ行く場面では正方形に画郭が変化する。色調も最初に明るさを与える。また、ミニチュアの建築物の周りを放浪する描写を挿入することで浮遊感が演出されている。これは、閉塞感の中に層を生み出しているといえる。一人っ子政策や男性社会により抑圧される女性。しかし、北京へ行けば何かが変わるかもしれないという期待。希望を持つことで閉塞が緩和されていく様子を、画郭の変化で表現できているといえる。

『わたしは潘金蓮じゃない』は単に丸画面を使って気を衒った映画を作る出オチ作品とはいえない。なぜならば、丸画面でできることの手数があまりに多いからだ。映画は他人の人生を覗き込むエンターテイメントである。丸画面にすることで凝視の特性を強調するわけだが、絵画的集中線を意識した画作りを徹底することで凝視を強化させている。また、刑務所から出る場面。檻が開くのだが、その境界は円の中心になるよう画が作り込まれる。円と四角が調和を保つように空間が配置されていたりする。さらに、横移動しながら、廊下の全貌が見えていく描写を通じて丸画面の覗き見要素を強化させていたりする。

正方形の画に切り替わる北京編では、上半分を天井で覆い尽くすことで息苦しさを強調する業を魅せていてこれが面白かった。丸画面、正方形で作れる画のバリエーションが多過ぎて、Instagramやっている人にオススメしたいものがある。

日本では大阪アジアン映画祭でしか上映されていない作品のようですが、『芳華-Youth-』でフォン・シャオガン監督に注目が集まっていることから日本で再度紹介されてもいいのではと感じた。
邹启文

邹启文の感想・評価

2.8
去年の中国映画界を代表するがっかり作
元々この物語のストーリーとしては不明確な離婚裁判を起こされ、潘金蓮(日本語で言う売春婦)と不名誉な名前を着せられた李雪蓮(この物語のヒロイン)が自分の汚名を返上するために都会の国会まで足を運ぶ話
それと並行して、そのヒロインの行動に踊らされて行く政府の官僚たち(実は彼らがこの話における主人公といっても過言では無いと)のドタバタ風刺コメディである。

この物語の原作はこれらの設定を巧みに利用し、官僚たちのドタバタを通して、中国政府はいかにして田舎で起きた問題などの国として考えてみれば大きく無い問題でも、個人として考えれば大きな問題とされることを都会に運ぶことなく、田舎内だけで隠ぺいさせていくことができたのかを暴く、ある種の暴露本、政府批判小説として評価されていった

しかし今回の映画版では中国政府による検閲が入ってしまったために中国政府批判を表現していたシーンが全て消されてしまい、残ったのは一人の女の名誉取り返し物語になってしまった

それを補うかのように田舎シーンの撮影は丸い画面で行く、都会シーンの撮影は四角で行く、など試みがたくさんあったが、それをやったところで物語の本質が変わってしまうと言う損失は取り返すことができず、技術者だけが褒める映画に陥ってしまう

全体的な感想としては、日本人の何も知らぬ人がこれをみたところで寝るだけやで

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