所詮、エル・ファニングは流れ星、堕ちる定めにあったのだ。
願いは儚く。希望の星は、天使から、また堕天使に堕落した。
失われた道徳が、心の傷を抉る。
過ぎたるは猶及ばざるが如し。
こんな"伝え方"では本末転倒。
現実をナイフで突きつける。
"未熟な者"にナイフを持たせてはいけない。
寄り添うべきは、心に傷を追った人たち。
この映画に彼らへの眼差しはない。
湖の底から聞こえてくる、悲痛な叫びに声を傾けてあげて。
その声が少しでも聞こえたら、人に優しく出来るはず。
その優しさは自分に返ってくる。
曲がった正義感は負をばらまく。
知らず知らずに人の心を蝕んでいく。
暗い気持ちが世界を覆って、取り返しがつかなくなる。
"考える前に発言をするから"
というセリフが合った。
感情が先走ってしまって、発言した後に後悔する。
この映画自体がそうなのかもしれない。
随所随所に前のめり感を感じた。
悪意なく人を傷つける。
強すぎる想いは、ときに視野を狭めさせる。
…全然他人事じゃないじゃないか。
人の振り見て我が振り直せ。
星1映画は星5の学び。
エルは笑顔のほうが似合う。
もう映画の"選択"を見誤らないこと。
流れ星に願うばかり…。
しかし、あれだな。
この手の映画、意味なく人を湖に浮かべ漂わせがち…。
画になるからね。人の不幸もね…。
もうこんな映画は、見るのも書くのも懲り懲り。
だがな、しかしね。
エル・ファニングという希望の星を追うと決めてしまった以上、書かずにはいられなかった。
"人間の性"には抗えない。
堕ちる定めにあったのだ。
"星"は、今日もきれいだったよ。
頭振り回してはしゃぐエル。
それが一番あなたらしい。
「最高に素晴らしいこと」
すばらしくない、すばらしいもんか。
俺はあくまで彼らの味方。
だけど誰も傷つけたくなんかない。