みらい

羊と鋼の森のみらいのレビュー・感想・評価

羊と鋼の森(2018年製作の映画)
3.8
【水彩絵具のような感情のうつろい】
ドラマ「グッドドクター」を見て彼の演技に感動し、山﨑賢人でジャケ借りした一作。
全体を通して静寂とピアノが、主人公の感情のうつろいを繊細に表現しているようで、静かな映画はあまり得意じゃなかったけど、つい見入ってしまった。


【美しさがピアノに溶けている】
音と自然の美しさに魅せられる。
最後の言葉の「ピアノが世界中に溶けている美しいものを集めて音楽にする」を映画にした感じ。
まずその美しさに浸れる映画。


【主人公外村のスポンジ脳】
外村がピアノ調律師として成長していく。
初めて調律師と出会う、柳の調律を見学する、自分で調律する、奏者のトラブルに揺れる、人の生き方を知る、、、
ピアノのように繊細な外村は、1つ1つの出来事を通じて自分で感じ、吸収し、悩みながらも、ピアノを通し成長していく。
日頃悩んでることや、試行錯誤してることも、一歩一歩が成長に繋がるんだなと感じさせてくれる映画でした。



本当に綺麗な映画だった。
みらい

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