ゆずきよ

ブルーハーツが聴こえるのゆずきよのレビュー・感想・評価

ブルーハーツが聴こえる(2016年製作の映画)
3.9
再鑑賞。
ブルーハーツの楽曲に合わせて作られた6編のショートフィルム。
役者陣も豪華だし、どの話もそれぞれ味があって好き。
一話毎のレビューもあるけれど、ここにまとめて書いちゃうます。

ハンマー(48億のブルース)
出演は尾野真千子、東京03角田、伊藤沙莉など。
掛け合いが好きで、コントのような様相もある。
話の大筋は、まぁ良くある形の話ではあるけれど、とにかくテンポが良く、曲の使い方としてはこの話が一番好きかな。

人にやさしく
出演は市原隼人、高橋メアリージュンなど。
SFファンタジー。
何処かで観たような要素の詰め合わせ。
役者の演技合戦として見れば楽しめる。
この話が一番苦手かな。
曲もどちらかと言えば終わらない歌の方が合ってたんじゃ無いかな?

ラブレター
出演は斎藤工、要潤、山本舞香など。
設定に多少無理はあるし、穴はあるけれどこういう話は嫌いじゃ無い。
8mmフィルムの音が心地良い。
突然のシザーハンズ。

少年の詩
出演は優香、新井浩文など。
シングルマザーと小学生の話。
少しやり過ぎ感もあるが、昭和の何処か懐かしい風景や小学生の映像に懐かしさが込み上げる。世代では無いんだけどね。
曲の使い方も一番良かった気がする。

ジョウネツノバラ
出演は永瀬正敏、水原希子。
気持ちは凄いわかるけど、それはやっちゃダメでしょ。
短絡的で計画性が無いのかと思えば、まさかの展開。
気づいたら終わっていた。

1001のバイオリン
出演は豊川悦司、三浦貴大、小池栄子など。
震災後の話。
良い悪いは別にしても、こういう話は後世にいくつか残さなきゃダメだと思う。
子供の方が実は大人より割り切れたりするんだよね。

短めにまとめるようにはしたけれど、6つもあると長くなっちゃいました。
もう少し書きたい事もあるけれど、どれも少しだけ心にひっかかりを残してくれる好きなショートフィルム集です。
ブルーハーツが好きなのもあるけどね。
実は定期的に、その時の気分で見返したりもしている。
2時間しっかり観るのも勿論好きだけど、単発でこういう映画を観るのも好きです。す
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