テアトル新宿最終日に鑑賞
見終わった感想は、正直言うとあまり分からなかった。でも舞台挨拶での監督のお話を聞くと納得がいって一気に感想が変わった。
美人とかおかしい人とかバカとかって誰かが決めただ…
春本雄二郎監督の「かぞくへ」を観た時と似た感情を呼び起こされたのは個人的なエピソードだけれど。
よい映画ほど上映の機会に恵まれないというこのパラドクスを、どうにかしたいと思わせられる。
ところ…
ヒトはもろいもの。
何がきっかけで寄り道し始めるかわからない。
でも、ソレは必要な寄り道かもしれない。
ヒトがどう思おうと、自分が納得していればソレでよいのだろう。自分の人生だから。
ヒトそれぞれの…
若者のエネルギーが映像やちょっとした瞬間に垣間見える。
輝いてる。
摂食障害をテーマにしているというよりもうまく生きられない人へのメッセージであるような気がした。
一人一人の胸の内にきっと彼女と…
いつものごとく感情移入して観てたけど自分と向き合うのがこわくなって観てられなくなった。
こわい、こわかった。
また戻っちゃうんじゃないかって。
目を背けてる自分は弱かった。
私はまだ弱いんだ。
どこ…
ラスト30分、確実にスイッチが入る瞬間があって、それまでの90分はさすがに少し長いけど、それでもあの30分のためなら。
選んだ選択肢がたとえ間違っていても、その道を正しくしてやる!くらいの気概で俺は…
辛いことも悩みもなくて、なに不自由ないのになんかの拍子で歯車が狂う。変わってしまった理由が自分でもわからないから対処もわからない。
自分がこの状況なら、家族がこの状況なら、、、と考えてもどうするのが…
すげぇ。
塚本晋也監督の『KOTOKO』を観たときと同じ感覚。あれもたしかテアトル新宿で観たような。
心の臓がヒリヒリを通り越して激しく痛い映画でした。
何度でも観たい映画ではないし、観て幸せに…
知り合いが主演をやってることを抜きにしても、よい映画だった。
監督自身の経験を基にしていることもあり、誰にでも起こり得る精神の病を忠実に描いている。
ハルナさんも、シーンごとに様々な表情を見せ…
(C)2016「空(カラ)の味」