ひろぽん

エクスペンダブルズ ニューブラッドのひろぽんのレビュー・感想・評価

3.5
『エクスペンダブルズ』4作目

エクスペンダブルズを率いるバーニー・ロスは、CIAより課せられた新たな使命に挑むため、かつての相棒リー・クリスマスの元を訪れる。バーニーと再びタッグを組む決意をしたリーや、新たなメンバーを迎え「ニューブラッド」として生まれ変わったエクスペンダブルズは、テロリストが所有する核兵器を奪還するという失敗すれば第三次世界大戦が勃発しかねない危険なミッションに挑んでいく物語。


新たなメンバーを加え、ニューブラッドとして任務に挑んでいく新生エクスペンダブルズ。重要な任務の最中に、クリスマスが独断でバーニーの救出を優先し、任務も救出も失敗するという重大なミスを犯してしまう。バーニーは離脱し、クリスマスは解雇され、残された仲間たちがテロリストから核兵器を奪うために奮闘していくお話。

序盤の任務での緊張感のある広大な土地での戦闘はハラハラドキドキが凄かったが、後半の戦場が巨大な船の船上という閉鎖空間がメインだったのでアクションとしては幅が狭まってしまった印象が強い。

古参勢のメンバーであるガンナーが1発じゃ敵を仕留められなくなったりと、世代交代を示唆するような演出が目立っていた。また、スタローンも年齢のせいか出番が少なかったのがとても残念だった。

エクスペンダブルズを解雇されたクリスマスが用心棒として仕事を始めるも、紳士すぎてしょうに合ってなく、仕事が続かないというのが面白い。

そんなクリスマスが単独でエクスペンダブルズの捕まった仲間たちを救出し、テロリストたちの核兵器の脅威から世界を守るというのがメインのストーリー。

これまでの3作品のエクスペンダブルズと言うと、アクション俳優たちが勢ぞろいする豪華な顔ぶれを楽しむお祭り映画だったが、今作のエクスペンダブルズはステイサムが中心のステイサム映画になってしまった様に感じる。ステイサムが好きなので十分楽しめたが、エクスペンダブルズという視点で観るとどこか物足りない印象を受ける人も少なくないと思う。

若手の新キャラも登場するが、キャラが薄くスタローンとステイサムのコンビくらいしか印象に残らない。

今作も相変わらずスタローンとステイサムの掛け合いが面白く最後まで楽しむことができた。

期待していたこともあって物足りなさを感じてしまうクオリティだと思う。
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