備忘録
2024.1.14 なんばパークスシネマで鑑賞。
ジェイソン・ステイサム主演のよく出来たアクション映画だった。
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…ちがーう！
エクスペンダブルズはそれじゃいけない！
このシリーズは80〜90年代に活躍したアクションヒーロー(スター）が一堂に会するのが最大の魅力だったはず。
全盛期には考えられなかった、かつてのヒーロー同士が同じ画面に映って戦っている事が嬉しかった。
作る側も観る側も、そのお約束がちゃんとわかっていた。
「3」でも若手のチームを出したりと、やや？？な展開があったが、約10年ぶりの続編では、製作陣は観客がこのシリーズに何を求めているのか完全に忘れてしまったみたい。
アクションはよく出来ている。
興収を上げようと「3」で下げたレーティングを、再びR（日本ではR15＋）に戻した心意気も良い。
最後までテンポ良くダレることなく楽しめた。
惜しむらくは、トニー・ジャーとイコ・ウワイスか出ているのだから、この二人のタイvsインドネシアのタイマンバトルが見たかった。（イコの持ってる先が尖ったトンファーを見たのは、ジャッキー・チェンの龍拳で見て以来だった）。
しかし、繰り返すが、前作までと比べるとどうしても敵も味方も顔ぶれが物足りない。
当時活躍していたヒーローで、シリーズ未登場の人をざっと挙げると、クリント・イーストウッドやジャッキー・チェン、スティーブン・セガール、カート・ラッセル、ケビン・コスナー、チョウ・ユンファ、ジョン・トラボルタ、ニコラス・ケイジ、チャーリー・シーン等々まだまだいるはず（オファーを受けるかどうかは別として）。
前作にハリソン・フォードという今でもメジャーで主演作を撮っている人が出たことを考えると、キアヌ・リーブスやトム・クルーズ、ドニー・イェン、真田広之だって候補になると思う（この辺りは絶対出ないだろうけど）。
残念ながらアメリカでもコケたようだれど、観客のニーズを見失ってしまった結果として、仕方がないかなと思う。
往年のヒーロー大集合映画にしてしまうと観客の年齢層が狭まりヒットしないかもと危惧したのかも知れないが、かと言って若い人に人気がある俳優が出ている訳でもなく、どっちつかずの顔ぶれで「二兎追う者は一兎も得ず」になってしまった。
このシリーズは、「2」のラストでスタローン、シュワちゃん、ブルース・ウィリスの3人が並んで銃をぶっ放し、背後からチャック・ノリスが援護するシーンがピークだったなぁ。
もし続編があるなら、ぜひ原点回帰で、オールドオールスター作品にしてもらいたい。
