やむちゃ

フンパヨン 呪物に隠れた闇のやむちゃのレビュー・感想・評価

3.0
備忘録
2024.3.10 大阪アジアン映画祭(ABCホール)で鑑賞。

ポンタリット・チョーティグリッサダーソーポン監督、プーウィン・タンサックユーン主演の呪物ホラー作品。

最近は日本でもタイドラマが配信などで人気のようで、主演のプーウィン・タンサックユーン(愛称:プーウィン)や共演者のプーンパット・イアン=サマン(愛称:アップ)も大人気らしい。今回も劇場はファンと思われる女性がたくさん来場、満席だった。
監督も来日しており、上映終了後登壇した(サービス精神たっぷりな方で、その後も屋外で即席サイン&撮影会が開かれていた)。

出家した兄に会うため島にある村を訪れた主人公が、寺院や村で呪物人形のまつわる恐怖に巻き込まれるお話。

うーん、あんまり怖くなかった。
映画祭のもう一本のタイホラー「ティーヨッド」と比べると、怖さはかなり控えめ。オープニングで酔っぱらいの顔に釣り針がグサリと刺さるシーンがあったので期待したが、その後は残酷描写もなく、怖い雰囲気もなく進んでいった。
不安を煽る物々しい音楽が流れるが、サビがジャーン♪となっても特に驚くようなこともなく、ジャンプスケアの効果も無い。
出演者がアイドル的な人達なので、小中高校生向けのレーティングにしているのかと思いながら観ていたが、後半に短時間ではあるが、けっこう直接的なエロ描写(音と表情)があり、「違うの??」となってしまった。
登場人物に僧侶、小坊主さんが多く、みんな坊主頭で見分けがつきにくいのにも少し困った(「この人さっき死んだんじゃ?」となったりした)。

無事終わったと思わせてから、最後の最後に大どんでん返しがあり、これはすごく良かった(本当に「えー!」っと驚いた)。

まず人気俳優のキャスティングがあっての作品かと思ったが、上映後監督の話では、オーディションで選んだとのこと。
アップは、自閉症の役を演じるためにかなり勉強してオーディションに臨んだようで、監督もその姿勢を評価していた。

監督が話してくれた、出演者の恐怖体験が(内容はありきたりだが)、一番怖かったかもw
やむちゃ

やむちゃ