たき

ユリゴコロのたきのレビュー・感想・評価

ユリゴコロ(2017年製作の映画)
3.0
思わずこんな言葉あるんだろうかとぐぐりました。ユリゴコロ。

得るべきときに、得られなかったひとにとって、よりどころなどあろうはずがないのですな。
だからそう、似て非なるもの(共依存?)に、ついついすがりついてしまうのでしょうけれど。

得るべきときに、得られなかったひとにはもう、どうやったって手遅れで、まさに底なし沼を小さな柄杓で満たさなきゃ、という途方もない徒労感に襲われたりもするのですけれど。

底はある。

少なくとも美紗子にとって、洋介はユリゴコロなんかじゃなかった。
洋介によって満たされた美紗子もまた、きっと亮介のよりどころになれたと思うのです。
最後のアレはもう、今までのように、自分のためなんかじゃないはずですもんね。そりゃ、方法はもう、徹底的に間違ってしまってはいたけれど。

狙ったわけではないのですが、清原果耶がJC役て登場していました。
清原果耶が成長して吉高由里子にクラスチェンジするのですね。そして変身して木村多江になる。
これだけの優性遺伝子なら人殺しくらい遺伝してもいいんじゃないかと思っ(検閲)
たき

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