2016年にWOWOWで日本み公開作品ジャパンプレミアとして放送したものを削除もせず見もせずとっておいた。このたびの連休でハードディスクをきれいにしようと見始めたら見なかったことを後悔しつつ削除しなかった自分を褒めた。
カンボジアのクメール・ルージュの話なので「キリング・フィールド」と背景は重なるけどテーマは全然違う。あちらはアジアの猿と白人の英雄譚だけどこちらは英雄が一人も出てこない。あれは、あのマイケル・ジャクソンの飼っていたバブルスくんみたいなアジア人への視点がすごく嫌いな映画。
自分を救った大量虐殺をやった人物がどういう人なのか最後に一気に解明されるまでの過程が見応えがある。硬派な映画。
BGMのない作品で唯一の音楽と呼べるのはエンディング曲だ。エンドロールを最後まで見て歌も味わってほしい。何言ってるか分からなくても味わえる。
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