葦名一心

おとなの事情の葦名一心のネタバレレビュー・内容・結末

おとなの事情(2016年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

人間の黒さが満載でおもしろかった。
夢オチだったのは、まぁそこに着地するしかないよね〜って感じ。別に悪くない。エヴァのピアスのシーンで、まさか…?ってなった所も、しっかりラストで回収されて良かった。
でもなんか他のメンバーがビアンカに対してまだ仲間に受け入れてませんよ、貴女馴染めてませんよみたいな空気出す描写をわざわざ何回も投入した理由が結局分からなかった。イタリアンジョーク?普通に気まずいし、日本でよくある陰湿な仲間外れムーブっぽくてビアンカ可哀想やった。

にしてもエヴァが卑怯すぎる、思いっきり浮気してるのに安全圏に居るからって意地の悪い提案を。
ロッコはエヴァの浮気に気づいてたのかな、彼自身の秘密なんてカウンセリングのことくらいで破局に繋がるほどじゃないにも関わらず、最初からエヴァのゲームの提案を止めようとしてたよね。君のためだ、とも言ってたし。ロッコは浮気を察した上で、彼の言うように人には大なり小なり秘密があるとして受け入れて、夫婦の関係が壊れないことを優先したのだとするとめっちゃ大人だし、良い人すぎるな。

でもこういうの外野から見てる分には良いけど、こんなゲーム絶対にやらないほうがいい間違いない。恋人にはこの映画の存在すら教えたくない。なかなかの良作だから同性の友達にはお薦めしても良いかな。父と娘のシーンとか結構胸熱だったし^ ^
葦名一心

葦名一心